ヨクイニンとハトムギはどっちがいいのか?

古くからイボへの治療や美肌に効果があるとされている「ヨクイニン」と「ハトムギ」。しかし、実際はどっちが効果があるのでしょうか?ヨクイニンとハトムギの違いについてリサーチしました。

■ヨクイニンとハトムギの違い
ハトムギというのは、私達日本人にとってはお茶で有名ですよね。ハトムギは中国南部が原産の、その名の通り麦の一種です。そしてこのハトムギの種を取り除いた種子の部分のことを、漢方の世界では「ヨクイニン」と呼んでいます。

■イボに効果があるのはヨクイニン?
イボ全般に効果があるとされているのはヨクイニンです。ハトムギもイボの除去には効果があるとされてはいますが、同じ植物なはずなのになぜ効果が違うのでしょうか?理由は、「焙煎」とその「純度」です。ヨクイニンは漢方としてそのまま煎じて飲むので効果が出やすいのですが、それに対してハトムギは「ハトムギ茶」として手に入ることがほとんどですよね。ハトムギ茶にするために麦を焙煎した段階で、イボに効果のある成分はほとんど失われている可能性があります。さらに、ハトムギ茶は純度100%でないものが多く、そのほとんどが飲料用として飲みやすいようにブレンドされています。なのでイボに対する効果はかなり弱いと思っていいでしょう。日常的な健康茶として飲む分にはいいかもしれませんが、ハトムギ茶でのイボの治療はあまり期待はできないと言えます。

■ハトムギCPDエキス
イボにはハトムギ茶よりヨクイニンということを上記でお伝えしましたが、実は今「ハトムギCRDエキス」と呼ばれるハトムギの有用成分を抽出した液体が存在します。ハトムギ茶のように焙煎したりブレンドしたりというものではなく、ハトムギが持つ免疫賦活作用などの有用成分を抽出したものですから、これだとヨクイニンと同じくハトムギでもイボや美肌に対する効果も高いと言えるでしょう。

まとめ
馴染み深いのは「ハトムギ茶」であるにしても、イボの治療といった面ではヨクイニンの方が優位といった感じでしょうか。ヨクイニンは日本でも江戸時代から漢方の世界でイボに効くと伝えられているので、その世界ではかなり有名な様子です。とはいえ、ヨクイニンにしてもハトムギにしても、薬のように飲んで即効効果が表れるというものではなく、あくまで「体質を改善して徐々によくなっていくもの」なので、長期的な視野が必要になります。そちらだけしっかり理解していただいて、普段の健康管理や美肌のために日常的に飲むのはハトムギ茶、イボ対策として飲むのはヨクイニンというように、それぞれの役割に合わせて使うとよさそうです!

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