ハトムギから採れる「ヨクイニン」という生薬は、イボの治療や美肌に効果があるとされています。これは日本でも古来からイボの治療に使う旨が伝わっており、漢方の世界では有名な生薬です。ヨクイニンを長期的に飲み続けることで、長年悩んでいたイボがすっかりなくなったという方もいるほどなのでその効果は期待が持てますが、心配なのはその副作用。ヨクイニンには副作用はないのでしょうか?
■副作用はある!
ヨクイニンは病院で一般的に処方される薬ではなく、天然成分からなる漢方薬なので、副作用が発症してしまうケースはほとんどありません。しかし、全く無いかと言ったらそうではありません。実は漢方には副作用というのは存在するのです。
■漢方薬の手に入れ方
実は、漢方薬というのは「オーダーメイド」の薬なのです。漢方の専門医に、問診や触診をしてもらって、自分の状態や体質に合った漢方を自分にあった量で調合してもらうものなのです。だから、市販ですでに調合されているものでは自分の体質にぴったり合っているということはほとんどないので、実はその効果が発揮されないんです。良い先生に自分用に調合してもらった漢方薬はかなり強力です。「漢方は長期的に治す」というイメージがある人は多いと思いますが、それは実は大きな間違い。ほとんど人は、まずは病院に通って、治らずに慢性化してから最後の砦として漢方の世界に足を踏み入れますよね。慢性化したものだから効果がでるのが遅いのであって、病気が発症したばっかりの時に漢方を処方すれば、即効性があるものも沢山あるのです。それだけ漢方にも強い効能があるのです!
■ヨクイニンの副作用
ヨクイニン服用によって起こってしまう可能性のある副作用は、下痢症状、胃の不快感、発疹(蕁麻疹など)です。ちなみに、下痢症状に関しては服用開始時に症状が出やすいのも特徴です。
■こんな人は飲むのに注意!
漢方の「ヨクイニン湯」というヨクイニンを含むハトムギ茶には、麻黄という成分も含まれています。これは交感神経を刺激する成分なので、循環器系疾患や心臓疾患を持っている方はご注意ください!
まとめ
医薬品に比べ少ないとはいえ多少の副作用がある可能性は否めないのが現実のようです。しかし、漢方は「自分の自然治癒能力を高めるもの」というものなので、「薬が病気を抑える」という概念の医薬品とは基本的な定義が違います。ですから、そこまで体に害のある人工的なものは含まれていないので安心と言えるでしょう。
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