ヨクイニンとは?

健康を考える上で、自然由来の物質を使うことは非常に効果のあることです。ここでは、自然由来の漢方ヨクイニンについてご紹介していきます。

■ヨクイニンとは?
ヨクイニンというとあまり聞きなれない言葉ですが、ハトムギという名前を出せば、ああ、と納得する方も多いのではないでしょうか。実はヨクイニンは漢方の中でも非常に効果をもった証約であるといわれており、古来から積極的に治療に使われてきた経緯があります。ヨクイニンは、ハトムギの中でも、皮を除去して種子のみにしたものから生まれた生薬です。昔から、肌をきれいにする効果があるといわれており、多くの肌疾患の際に東洋医学の観点から服用する人も少なくないものなのです。

■漢方における肌疾患
漢方では、さまざまな病気の原因を独特な概念で理解します。肌疾患に関しては、肌に含まれる「水(すい)」とよばれる成分が多すぎたり、少なすぎたりして起こると考えられており、それに対応した生薬を飲むことで改善されると考えられています。水が多すぎたばあいには、水ぶくれや膿んだりとさまざまな見た目や形状の変化を伴う状態を引き起こしますし、逆に水が少なすぎると乾燥してかさかさした状態となってしまいます。水を整えるには、何らかの原因で肌の表面がふさがれてしまい、それによって水と熱の交換ができなくなっているからであるといわれます。この、水と熱の交換のバランスを適切に補正してくれる生薬こそ、このヨクイニンなのです。ヨクイニンの特徴は、この水を適切にコントロールし、肌の状態を改善することですが、利尿作用も確認されています。バランスを整える過程で生まれた多くの老廃物を尿と一緒に排泄することで、適切に処理することのできる効果は、まさに肌疾患にはうってつけであるといえるでしょう。

まとめ
ここで出てくる漢方の考え方は西洋医学とはやや異なる部分もありますが、その半面で確実に効果を挙げているという実績もあります。そして、これらのメカニズムを考えてみると、新陳代謝のバランスという点で西洋医学と通ずるところもあるのが不思議なところではないでしょうか。いずれにしても、簡単に手に入る飲み物や生薬によって、より自分の肌の状態を整えることができるとしたら、これほど有意義なことはありません。肌に悩む人こそ、ぜひこのヨクイニンの存在を知り、適切に使っていくことをお勧めしたいものですね。

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